薄板・微細・精密金属加工のこだま製作所の「大阪テクノマスターブログ」です。

ブログ

通電性の良い板バネ(板ばね)材ってあるの?

2016年09月30日

こんにちは、マスター笹尾です。
板金パーツ部門のでのお話ですが、

板バネのお問い合わせの中で、よくご質問されるのが、
>「通電性の良い板バネ材ってあるのですか?」

一般的に、接点などに使用されている材料として、
バネ用りん青銅(C5210)が、一般的に使用されています。
ただ、硬度の高いH材でも、185~235Hvなので、バネ特性は低いです。

より、バネ特性の高い材質が必要な場合は、
ベリリュム銅(C1720 1/2H)で、345~430Hvを使用していますが、
材料費がりん青銅約4倍に加え、熱処理が必要となり、
製作数にもよりますが、割高となります。

あと、りん青銅、ベリリュム銅ともに、表面酸化が生じますので、
ニッケルメッキ、すずメッキ等が表面処理として有効です。

製作事例集は、こちらから

その他、ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください!
弊社、担当者がご対応いたします。


月別アーカイブ