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精密板金材料・材質

アルミ合金 A5052

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(写真は、アルミ A5052 )
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A5052は、 アルミ合金の中で最も代表的な材料です。

 
特徴  

   耐食性,耐熱性、導電性、溶接性が良く、 耐海水性にも 優れています。
   また、加工性・表面処理性にも 優れているため、
    薄板から厚板まで様々な用途で使用されます。


アルミ合金の規格

1000系(純アルミニウム)  2000系(Al-Cu合金)  3000系(Al-Mn合金)
4000系(Al-Si合金)  5000系(Al-Mg合金)  6000系(Al-Mg-Si合金)
7000系(Al-Zn-Mg合金)


用途
    アルミA5052は、 その特徴と、加工性の良さから、
    IT&デジタル機器、家電機器、鉄道車両、船舶、自動車、
    産業用機器、建築部材、装飾部品など、
    さまざまな分野で使用されています。

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(A5052製、精密板金部品)

写真左は、 鉄道車両部品で、軽量化の為、鉄製の部品を
       アルミ製に変更し、精密板金加工した、製品です。

写真右は、アルミを使用する事で、軽量化をはかり、
       モーターの負担を軽減し、更に、耐食性を利用した
       工業用ミキサーのスクリューです。

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ステンレス SUS304

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• SUS304(オーステナイト系)Ni (8〜10.5%)、Cr (18〜20%)

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 「SUS304」。この記号は、(JIS)で定められたステンレスの規格です。
 「SUS」は、ステンレス鋼材(板、帶、棒、線、管)の規格で、
「304」という数字は、鋼種の分類を示します。
そのうち最初の数字「3」は鋼種の大分類を示しています。

200番台 クロム・ニッケル・マンガン系
300番台 クロム・ニッケル系
400番台 クロム系
600番台 高温度強度合金系
「304」は、クロム・ニッケル系のステンレスで 、18Cr-8Ni、です。

用途

ステンレス鋼は,錆を防ぐためのメッキや塗装をしなくても済み
特に、SUS304は、ニッケルを含むために、
家電機器、厨房機器,,建築金物、機械部品、車両部品
で多く用いられています。


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(SUS304製 取付金具、蝶板、機械部品)

ステンレスの中でも、板金加工が容易なSUS304は、
水分を嫌う製品の、外装部品や機械部品として
最も多く使われていると、思われます。


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(SUS304製 機械部品、照明部品、装飾部品)

ステンレスSUS304は、加工性の良さから、写真の様な
絞り加工を行う製品にも多く使用され、屋外で見かける
ステンレス製の装飾品などは、ほとんどが、
SUS304では、ないでしょうか?

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ステンレス ばね(バネ)材 SUS301

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(写真はSUS301H)

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SUS301は、SUS304からクロムとニッケルを低減し、
より加工による硬化が、起きるようにした材料です。

高い硬度を持つために、精密板金部品、板バネ、
ゼンマイ、スイッチばねなど
耐久性を要求される用途に最適です。

特徴

○ 耐食性が優れているためメッキや塗装などの表面処理の必要がなく、かなり環境でも使用できる。
○ 再結晶点が高いので、300℃位までの使用に耐える。
○ 銅合金系のばね材に比べて比重が軽く、弾性率が高いため軽量に出来る。
○ 冷間圧延による製品のため方向性が強い。
○ 電気抵抗が高い。
○ 溶接、蝋付がやや難しい。
○ 同じばね性でも引張強さが高いため、加工が難しい。

用途

IT関連機器  パソコン
家電機器  TV、オーディオ、携帯電話
化学プラント  (耐食性)
医療用機器  (注射針)
自動車用部品 (エンジン・ガスケット)など

用途、例
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(写真は、SUS301H、1/2H、3/4H 製、板バネ(ばね)です。)

板バネ、スプリングなどの製作には、SUS304系の、ばね材料を使用することが多いですが、
製品重量の、軽量化や、ばね性を高く製作したい時はSUS301系の方が向いています。

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真鍮(黄銅、BRASS)

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(真鍮C2801P)

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最も一般的に流通する板金材料。
写真では、わかり難いのですが、黄金色に近い黄色をしています。

真鍮(しんちゅう、黄銅)は、銅 と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものです。
亜鉛の割合が増すごとに硬度を増すが、同時に脆さも増すため、
45%以上では実用に耐えません。
その他にも、被削性 の高い、快削黄銅や、
耐海水性を高い、ネーバル(naval)黄銅などがあります。

特徴

○ C2801 強度が強く展延性がある。抜打ち・折り曲げなどの板金加工用。

○ C2600 銅・亜鉛合金の中で最大の伸長性を持っているので深絞り用に最適。
         展延性・めっき性も良い.
 
○ C3560 特に被削性に優れ、打抜性も良い。

用途
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(シールドケース)

弱電部品の中で、シールドケースなどに、よく、真鍮は使用されています。
センサーなどの、精密部品をカーバーし、ホコリ、水分を防ぐために取り付けます。

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(シム、スペーサー)

真鍮製のシム(スペーサー)は、機械部品で使用されることが多いようで、
特に、水道関係の部品や、水を使用する機械、船舶機器には、
真鍮を使用することが、多いようです。

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ベリリューム銅

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ベリリュウム銅は銅の中に、1.6〜2.0%以下のベリリュウムを添加させた析出硬化型の銅合金です。
銅が持っている電気的性質・耐食性を残しつつ、銅に匹敵する機械的強度、疲れ特性、耐摩耗性などを
併せ持っています。
コンピューター、携帯電話等など、あらゆる部品が小さくなり、ばね用りん青銅では設計できない例が多くなり、今ではベリリュウム銅が軽量・小型電子機器のスイッチ・コネクタにさかんに用いられるようになっています。

<特徴>

一般的に使用されているのは
C1700、C1720で

1)最高1500MPaもの引っ張り強さが得られる
2)種類により銅に対し、20〜60%もの伝導率を持つ
3)疲れ特性に優れている
4)曲げ・絞りなどの成形加工性に優れている
5)高温特性に優れている
6)耐食性がよい

など、相反する特徴を、高いレベルで兼ね備えている。
その特性は液体化処理、冷間加工、時効硬化処理によって得られる。
冷間加工を加えない材料では成形加工がよく異方性もない。

用途

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※都合により画像は一部モザイクがかかっています。

《電子分野》 各種コネクタ、ICソケット、スイッチ、リレー、マイクロスイッチ、バッテリー端子の可動片
《自動車分野》 スイッチ、リレー、センサ、モータブラシ 、コネクタ可動片
《その他》ダイヤ不ラム、ベローズ、はかり

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洋白

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洋白はCu−Ni−Znno三元合金で、Ni5〜30%、Cu50〜70%、Zn15〜35%の広範囲にわたる組成をもつ合金です。
Ni含有量が多いほどばね特性を高め、またZn含有量は多いほど強度を増しし、Cuは展延性を向上させます。
洋白は優れた強度とばね特性から電気機器材料として用いられ、また銀白色の美しさと、優れた耐食性から装飾用等にも広く用いられています。
現在Ni18%、Zn27%組織のモノが「バネ用」と使用されているほか、NiとZnの組み合わせによって,
それぞれの特徴をもった銅合金となり用途も広範囲で使用されています。

用途・特徴

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ばね用洋白板(C7701)
銀白色の美しい表面と優れた耐食、耐銹性及び耐熱性、更に各種洋白の中で最も優れたばね特性から高性能な電気通信機器用板ばねとして、リレー、接点ばねに用いられています。
洋白板(C7521)
ボリウム用摺動子片等のばね材料の他、深絞り性に富む性質からトランジスタ、水晶振動子のキャップ等に用いられます。
洋白線
うずまきばね、抵抗線等として各種電気部品や電気機械の部品用として、又めがねフレーム等の装身・装飾用材料として用いられています。

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りん青銅

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その成分は"銅"をメインとし、7%前後の"錫"及び微量の"りん"が含まれます。成分配合、製造方法を変えることで、機械的性質は変化します。

一般的に使用されているのは
C5210P(バネ用りん青銅)で

特性はとしては

1)ばね性に優れている
2)強度が高い
3)曲げ、絞り加工性が良い
4)電気伝導度が高い
5)熱伝導度が高い
6)耐摩耗性が良い
7)シーズンクラック(常温加工した品物は貯蔵中自然に亀裂を生じる)発生がない
8)時効硬化(金属を焼入れした後長時間放置した場合、機械的性質に変化が生じる)もない
9)非磁性である
10)ハンダ付けがし易い
11)めっきし易い
12)化学的腐食に強い

非鉄金属素材としての特性を兼ねそなえ、優れていて、使い易く適正な価格レベルである事から、りん青銅はあらゆる分野で使用されています。

<用途>

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《電子分野》 各種リード端子、コネクタ、リードフレーム、トランジスタ端子
《電気分野》各種スイッチ接片、各種リレー接片 、ロータリースイッチ摺動片、開閉器接片、 ヒューズクリップ
《自動車分野》 油圧キャップ、パッキン、ベヤリングフレーム、軸受、クラッチ板、電装部品
《その他》摺動板、ブレード材、各種ベローズ 、各種スプリング片、耐蝕化学機械部品、 ダイヤフラム


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鉄 SK5 (生材)

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(SK5 鋼板 生材)

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特徴

 SK材(炭素工具鋼)は、ミガキ鋼の中で、その加工性、焼入性、製品性能、
  価格等で、最も広く使われています。

 ばね(バネ)材として、使用も可能で、加工後に、焼き入れを行うことで、
  バネ性を発揮します。始めから、焼きいれ済みの、
  鉄系バネ材SK5-CSPHもあります。
  「CSP」というのがばね材であることを意味し、
  「H」が焼きいれ、焼き戻しを表しています。

用途

刃物、切削具、工具、板ばね(バネ)、ゼンマイばね、
メリヤス針、ホーン、メジャーテープ、座金、巻きばね
スプリング、の様に、弾性や靱性を、必要とするもの迄、さまざまな、
分野に使用されています。

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(板ばね、クリップ (画像は加工しています)

写真の板バネは、産業機器、航空機、OA機器の部品です。
ばね(バネ)性を、上げるため、加工後、焼入れを行いました
写真左&中央の製品(銀色)が、 焼きいれ前のSK材で、
写真右の製品(青色)が、 焼きいれ後のSK材です。

始から、SK5CSPH(バネ材)を使用する、方法もありますが、
加工性を考え、加工後に焼きいれを行う方が、良いと思われます。

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