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「グローバル化時代の物づくり 中小企業はいかに勝ち残るか」

2013年02月18日
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松下資料館の特別講演会に参加してきました。

「グローバル化時代の物づくり 中小企業はいかに勝ち残るか」
講師:政策研究大学院大学 特任教授 橋本久義先生

メッセージ
東日本大震災の復興もいまだしというこの時期に、欧州経済は不安定化し、
中国でも反日暴動がおこり・・・。まさに九重苦といえる状況の中で日本は大変だが、
ものづくりの魂はは失われていない。中国の反日暴動は、不幸なことではあったが、冷静に見れば、
いつか必ず起こる事が尖閣をきっかけに起こったにすぎない。中国は賃金も高騰しつつあり、
バブル崩壊も噂されている。メリットは薄れつつあった。「何でもかんでも海外生産」という亡国的流れに
大きな反省を促す効果があり、国内でなんとか頑張っていこうという企業を増加させるであろう。
国内中小企業にとっては、むしろプラスかも知れない。
 生産拠点としての中国はこれからも重要であり、中国もむやみに日本企業を追い出しにかかったりしないだろうが、
中・長期的には静かに「離中」を図っていくべきだろう。朝顔が美しい花をつける為にの必要条件は、
前夜の冷たさと闇の暗さだとか。がんばれ日本の中小企業。

中国の歴史から詳しくご説明いただきましたが、
確かに・・・反日感情は因果関係を教科書等で、上手く解説できないと解けませんし、
国策の方向付けが、敵対意識を高めるところにあるようで、今後さらに日本の舵取りが
重要ですネ。

ただ、「勝ち残る」というテーマには、私自身疑問を感じています。
日本の文化からなる国民性は、コピーしようもないので、内から発動されるさまざまな要因を
形式知にすることで、独自産業が中小企業の単位として生まれてくるのは
間違いないと私は思っています。

今までの事業がどんどん海外シフトしていますので、
ある局面は大変ですが、無くなるから、無いから考える。
未来を想い、未来のために俯瞰してよりよい社会づくりにお役立ちすることが、
この素晴らしい国日本の、固有の用ではないでしょうか。
私も、町工場のオヤジとして微力ながら実践してまいりたいと思っています。



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