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高島市にて、陽明学を学ぶ

2018年02月13日

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平成30年2月10日、滋賀県高島市安曇川町にある、安曇川公民館で、
作家・陽明学研究家 林田明夫先生による、
『真の「代表的日本人」中江藤樹に学ぶ』が開催されたので、
参加させていただきました。


ご講演内容は、朱子学→陽明学→三教合一の経緯から、
日本陽明学の開祖である中江藤樹の解説と、人間性を含め、高弟熊沢蕃山の功績まで、
林田先生特有の、解りやすくそれも二時間で、まとめていただきました。

「人生には、災いや幸せ、得することや損することがあることをわきまえて。財産があって身分の高いことを
願わず、貧しくて身分が低いことを嫌わず、物事が全てうまくいっている時でも、傲慢にならず心安らかで、
常に心穏やかで動じることがない、この境地を、本当の楽(真楽)というのです。
諸々の苦しみを離れて、この楽を得ることこそ、学問の目指すところなのです」
                                     友人に宛てた手紙


小事と大事の区別はなく、今ここを一生懸命生きることが大切。
「日々、雑なことをしている人は、雑な修行をしているのと同じ、すべての事に誠実に着手する」
                                     林田 明夫
簡単なようで、実践者でないと説くことができない思想です。
詳しくは、ご著書の「評伝・中江藤樹」にて

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JR湖西線 安曇川駅 安曇川駅前の中江藤樹の銅像



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王陽明の銅像 陽明園

王陽明(1472-1528)先生の生地である中国浙江省余姚市と、日本陽明学の祖・中江藤樹(1608-1648)先生の
生地である滋賀県高島郡安曇川町(現、高島市安曇川町)との友好交流を記念して、平成4年、余姚市の協力に
より建設された中国式庭園です。その中心となる「陽明亭」は余姚市にある龍泉山公園に建てられている陽明亭を
もとに明代の建築様式によって復元されたものです。建築材料のほとんどが中国から輸入されたものです。

                                     高島市観光情報より



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藤樹書院 藤樹書院

藤樹書院は中江藤樹先生の屋敷地に開かれた私塾で、、慶安元年(1648)の春、
門人たちによって創建されました。近世における私塾のさきがけといえます。
講堂は明治十三年(1880)に焼失しましたが、幸い先生の遺品や遺墨類の焼失はまぬがれました。
現在の建物はその二年後、募金により仮の講堂として再建されたものです。


                               高島市教育委員会

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