一般的にはt1.0以下は薄板金属と呼ばれたりしますが、こだま製作所にとってはt1.0は厚い材料に入ってしまいますので、このページではt0.2以下の材料に絞って、ご紹介していきたいと思います。
鉄系 | ブリキ(亜鉛鍍金鋼材)、SK(生・焼き入れリボン鋼) |
ステンレス系 | SUS304:1/2H 3/4H・H・EH |
SUS301:1/2H・3/4H・H・EH | |
SUS316、SUS631、SUS430 | |
パーマロイ材 | 42アロイ、50アロイ、インコネル、インバー |
銅系 | C1100P(タフピッチ銅) |
C2801(真鍮) | |
C5210P(りん青銅板二種)、C5210(バネ用りん青銅板) | |
C7521(洋白板二種)、C7701(バネ用洋白板) | |
C1700/C1720(バネ用ベリリューム銅) | |
その他 | チタン、チタンバネ、モリブデン、その他 |
弊社へのご質問の多い材質、またはご依頼いただく製品の主流材質の性質を記載していますので参考にしてください。
JIS G 3311バネ(ばね)用冷間圧延鋼帯板厚寸法公差表
SK4,SK5 | ||
---|---|---|
板厚mm | 材料幅200mm以上 | 材料幅200mm以上500mm未満 |
0.10未満 | ±0.012 | - |
0.10以上 0.15未満 | ±0.015 | - |
0.15以上 0.25未満 | ±0.020 | ±0.025 |
ばね用ベリリウム銅,リン青銅、及び洋白の板厚寸法公差表
板厚mm | 材料幅200以下 C1700,C1720 |
材料幅400以下 C5210,C7701 |
---|---|---|
0.05以上 0.08以下 | ±0.005 | |
0.08を越え 0.15以下 | ±0.008 | |
0.15を越え 0.25以下 | ±0.013 |
JIS G 3311バネ(ばね)用冷間圧延鋼帯板厚寸法公差表
SK4,SK5 | ||
---|---|---|
板厚mm | 材料幅200mm以上 | 材料幅200mm以上500mm未満 |
0.10未満 | ±0.012 | - |
0.10以上 0.15未満 | ±0.015 | - |
0.15以上 0.25未満 | ±0.020 | ±0.025 |
上記の表からもわかるように、板厚の種類は圧倒的にステンレスが多くなります。これはシムプレートやスペーサーとしてよく使用される材料だからです。また、基本的な材料はJIS規格の公差となりますが(メーカーによっては、もう少し精度が出ています)、シムプレートとして、より精度が必要な場合に±3ミクロン〜5ミクロンの材料もあります。
t0.04までの薄さのステンレスであれば問題ないのですが、t0.03以下の材料になると薄すぎるため材料自体に折れやシワが入ってしまいます。また、真鍮やリン青銅の場合はステンレスよりも柔らかいため、t0.1以下から入ってしまうことがあります。
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